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第11話 北山王への回想録(細川周遊斉による) その4

周遊斉が珍しく改まって、話し始めた。

中山王には一方ならぬご恩があります。しかしながらまだ流浪の身であったわたくしを
とり立ててくださった北山王への感謝の念はいまだ忘れたことがございません。
北山王とは残念なお別れの仕方をしましたが、中山王へはわたくしの人生に華を彩って
くださった恩義がございます、それは何物にも代えがたいものでございます。
ですが、北山王の優しさ、人の好さ、迷う人間臭さ、どれもが今となっては思い返され
そして懐かしいのであります。

周遊斉はどこまでも仁義に厚い男であった。その心意気を中山王も感じ入り、二人が金
を出し合って、本部半島の広大な浜辺に、北山ちゅらさん水族館、を設置し、北山王が
いつまでもさみしがらず、気が休まるように、世界最大級の施設を供養のために建設した
のである。

琉球はこの時代、義の欠けた時代であった。そんな時代に、礼や義を以って第一とする
人間がここにいたのであった。


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