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第35話 台湾周遊 台北編

台北駅に到着し、中山北路(チョンサンペールゥー)を歩き、旅行代理店の琳克源が予約してくれた
百里飯店(バイリーフアンティエン)に投宿することとなった。ここはすごく安いホテルで、ロビー
には琳克源が琉球商人の大城さんと一緒にコーヒーを飲んでいた。

キングタヌコン・周遊斉; 「はじめまして大城さん!」
大城さん; 「これは王様お会いできて光栄です。」

聞けば、大城は海ブドウの養殖を大規模に行い、琉球観光客向けや国内ばかりではなく、ここ台湾
にも売り込みに来ていた。琳克源は旅行代理店の仕事だけでなく、ブローカーのビジネスも得意とした。
さっそく、潮州料理店で会食がセットされ、そこには来賓として台湾水産試験場所長代理や技術試験管
が3名やってきた。

大城さんにとっては克源のこのアレンジ能力は、大変ありがたいものだった。琳克源、大城さん、水産
試験場の3名だけなはずだが、そのほかに、琳克源の弟が台北でやはり旅行代理店を営業しており、弟、
そして、周遊斉とキングタヌコンもご相伴にあずかることとなった。

実は克源の弟とキングタヌコンは、琉球大学のセンバル次郎時代の遊び仲間でもあった。
大城はその夜、商談がうまくまとまったようだった。満面の笑みを浮かべながら、彼はベッドに横になった。

翌日も、民生東路二段通り沿いの広州料理店で会食となった。ここのビルの三階と四階の二フロアは
克源の弟の所有するものだった。弟はやり手だったのだ。

今日は、大和の国から来客があった。郡上八幡の観光客を台湾からぜひ呼び込みたい、郡上市観光公社、
郡上市市役所観光課、地元の旅行代理店、など総勢六名の台湾視察旅行一行であった。

今日もキングタヌコン、周遊斉はタダで飯がありつける。もちろん克源も同席した。
甘辛く煮つけた豚足 → 鶏の脚の煮つけ → ピータン → 北京ダック → ・・・・・・・・

郡上市の職員が困ったと話し始めた。お金を外国為替管理法制限枠を超えて、持参してしまったが、
大和の税関で持ち帰れば見つかって没収されてしまうかもしれない。

そんな話にはだれも興味を示さず、げっぷが出て、腹をさすって、ベルトをみんなで緩めていると、
一人それを聞いた克源が、何やら手刀で空を切り、印を結び始めた。手の指で何かのサインを伝える、
大和の宗教の印を結ぶのとは違い、華僑のある一派の独自の印であった。

ある男; 「お呼びでしょうか!」
克源; 「地球の裏の果てまで、どんなものでも運ぶ華僑のネットワークを利用したい!」
ある男; 「かしこまりました!」
克源; 「今回は紙幣だ!大和の国に届けてくれ!」

俗にいう地下銀行であるけれど、彼らの場合は、紙幣や金貨だけでなく何でも人間そのものも、
すべてのことを解決する、「運び屋」であった。

郡上市職員; 「やあ、助かったよ!克源さんありがとう!シェーシェー」
琳克源; 満面の笑みを浮かべた。

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山小屋在住・愛犬シロ  本当の仕事はドラゴンパレス執事、バトラーである。

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