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第32話 琉球大交易時代 アユタヤから台湾へ 船上にて

一行はアユタヤ王朝をあとにして、琉球船は快調に東シナ海を台湾に向け進んでいた。

キングタヌコン; 「まさかぁ、アユタヤ王が北山王だったとわっ!」
周遊斉; 「ほんまやなぁー、まさに事実は小説よりも奇なり、やなぁ」

キングタヌコン; 「ところでお前どこの席に座ってるんだ?」
周遊斉; 「わしかぁ?わしのことォー?ビジネスクラスに決まっとろうもん!」

キャビンアテンダント; 「ビーフ、オア、チキン?」
周遊斉; 「あんこう鍋が食べたい、おまへんの?」
キャビンアテンダント; 「申し訳ございません、あいにく今は取り揃えてないもので。」
周遊斉; 「しゃーないわっ、プリン体抜きのライトビール!」
キャビンアテンダント; 「はい!、かしこまりましたァ」
周遊斉; 満面の笑みを浮かべる。そして、目を細める。

キングは納得が行かなかった。臣民に苦労をアピールするためにもエコノミーの座席に王様が
座っているにも関わらず、子分のはずの周遊斉がなんで「ビッ・ジッ・ネッ・スッ」なんだ?

周遊斉; 「ハッハァー、なにかご不満でも?タヌコンはん?」
     「当たり前やろォー、ワシ金持ちなんやさかい。」
     「こういう時にこそ金は使うものやぁ、見てみぃ、足伸ばしても寝転がっても、
        のびのびできるこのスペース!エコノミーじゃあかんでぇー」

キングタヌコン; 「そない言うてもなぁー、えっ大阪弁がうつってもうたァー、かなわんなぁー」
周遊斉; 「ハァハッ!こりゃ愉快やわァー、よっタヌコンの大将!」

やがてのどかな水平線のかなたに夕陽が沈んでいくのであった。

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第31話 琉球大交易時代 王宮で感動の再会 その3 北山は生きていた!

3日かかってやうやくアユタヤ宮殿に到着し、シャム王に拝謁、謁見する運びになったわけである。

宮殿の重々しい扉を開けると、遥か彼方むこうに美女たちに囲まれた王様らしき人間が見える。
がっ、何か変だ!その顔に見おぼえがある。

アユタヤ王が何か言ってる。言葉も日本語である。なんか聞き覚えがある。
「琉球というチンケな島国から来たたぬきが王様の国らしいじゃないかぁ!笑っちゃうぜ!」

周遊斉が、「アッ!あんさんは!北山王やおまへんか!」
キングタヌコン、絶句する「……」

アユタヤ王(もと北山王);
 「わしは本部・今帰仁の決戦に敗れ逃げた。大和の倭寇にも助けられ、最終的には五島海賊に
    ここまで船に乗せてもらい生き延びて前のアユタヤ王の娘と恋に落ち、王位を譲られた。」

周遊斉はこういう時は「接待攻勢」の戦闘態勢に移る。すかさずにアユタヤ王にお世辞を連発し、
「アユタヤ様がお気に召すがどうか知りませんが、瑞泉古酒です。」
「アユタヤ様がお気に召すかどうか、ミーバイの刺身です。」
「アユタヤさんが気に入ってくれるかなぁ、島豆腐ですぜ!」次々と進物をささげる。
アユタヤ王(前北山); 満面の笑みを浮かべる。

アユタヤ王; 「くるしゅーない面をあげよ!中山よ!臣下の礼を取るならば以前のしがらみなど
         忘れてやるぞ!タイ米も、トムヤンクンスープも、パクチーも、みーんな
         取引してあげるよ!」
キングタヌコン; 「分かりました。琉球の土地は痩せた土壌であまり多くの作物も育ちません。
            アユタヤの熱帯土壌の豊富な作物は今の琉球にぜひ必要なんです。
            わかりました!臣下の礼を取らさせていただきます、閣下!」

こうして、アユタヤ王国-琉球王国-中国の福建省のゴールデントライアングル貿易が成立したのであったのであった。どうりで、大和人が束になってもアユタヤの貿易で琉球には勝てなかったはずだ。王様同士や、大臣たちが、みな親戚づきあいしていたんだから。

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第30話 琉球大交易時代 タイ王国編 その2 バンコック

2日目はバンコックに入りチャオプラヤー川の岸辺に船を泊め、観光をすることにした。

キングタヌコンは、一度行ってみたかった、タイ伊勢丹に行こうと言う。
 「タイ伊勢丹に行けば、そこで新宿さぼてんのトンカツが食えるぞぉ!」

周遊斉は、タイの秋葉原、パッティッププラザ(プラテゥナームゥ通り)に行くと言う。
 「パソコンの修理してもらわんとなぁ」
 
それらの場所にはタクシーに乗った。

周遊斉; 「アアー、カップロット、ゲン、チャムナーン」「ブロードパァーイ、カップロット、ロップグアンデゥアイナァ!」
       (ああー、あなた運転が上手だ、とっても上手!安全運転でよろしく!)
バンコクタクシー運転手; 「マイペエンライ」
       (大丈夫、俺に任せとけって!)

周遊斉はこういう時も「大判振る舞い」であった。すかさずに運転手にチップを配り、
「まあぁ、とにかくたのんまっせっ!ハイ!200バーツトもらっといてぇーなぁ」
バンコクタクシー運転手; 満面の笑みを浮かべる。

キング; 「そんなタクシー代金がせいぜい100バーツなのに、チップ200もやるかぁ?」
周遊斉; 「あほかぁー、200バーツなんて日本円にしたらわずか600円じゃんかぁー?」
キング; 「でも、金持ちと思われ、逆に、追いはぎされるかもよ?」
周遊斉; 「だいじょうぶや!ちゃんと運ちゃんの顔見て乗っとるさかいに。コソ泥の顔じゃないわい。」

周遊斉とキングは観光のあと、ルンビニ公園前のデュシタニホテルで、ベトナム料理とタイスキを堪能し、タイ独特の粉っぽい濃いコーヒーを飲んで、食後はシーロム通りを散策して歩いた。

ソイ・スリウォンス・プラザ(スリウォンス通り)、ソイは脇道という意味だが、そこを入り込むと、大和の人間を相手にした商売があり、なんと日本とまったく同じサウナ&大浴場があるじゃないか!熱帯地方のシャムでサウナに入って体の疲労を吹き飛ばす、水風呂に入る。ああ、快感だァ。

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第29話 琉球大交易時代 タイ王国編 その1 パタヤビーチ

琉球の船に身を任せ、キングタヌコンと、細川周遊斉は、波しぶきの彼方に見えるパタヤービーチを眺めていた。

パタヤビーチに着岸し、アユタヤー王府に船を走らす前に、一休みをすることとした。

着くと同時にアユタヤーには伝令を走らせ、「タイ国王に臣下の礼をとること」、「友好の証として琉球の財宝、ご馳走、金銀などを献上したいこと」、何よりも反意などないことを伝えなければならなかった。

周遊斉; 「サワディーカァー(`∀´)ー」「ポン ヤークチャーパイ アユタヤー」
             (こんにちは、私はアユタヤーに行きたいんですが!)
パタヤビーチ住人; 「マイペエンライ」
             (大丈夫、俺に任せとけって!)

周遊斉はこういう時とっても「やりて」であった。すかさずにパタヤビーチの住人たちにチップを配り、「まあぁ、コレからもたのんまっせっ!ハイ!200バーツトもらっといてぇーなぁ」
パタヤビーチ住人; 満面の笑みを浮かべる。

キング; 「そんな金ばっか配って大丈夫かいな?」
周遊斉; 「なにおぁ言うとんのやぁー、200バーツなんて日本円にしたらわずか600円じゃああーりませんか?」
キング; 「でも、欲張りになりどんどん値上げしてくるぞ」
周遊斉; 「200バーツが300になろうが400になろうがたいした額じゃないわい、それよりも間違ったアユタヤーの道案内でもされてみいぃ、途中で殺されるでぇー。よっぽど安上がりやぁ。」

周遊斉とキングはパタヤビーチ一番のリゾートホテルで、フカヒレを食し、コーヒーを飲んで、明日のアユタヤー王府までの道中を想いながら、タイ王国認定ブランドの獅子を意味するシンハービールで喉(のど)をうるおした。


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第28話 琉球の繁栄 大交易時代のはじまり

三山の統一がなって、中山王キングタヌコンは琉球王朝の王府を首里城と定めた。

首里の王府より眼下を眺めれば、那覇の港がある。最初、那覇は小さな島からなる港であり、那覇四町(西・東・若狭・泉崎)と呼ばれる市街地を繁栄させ、久米村には久米三十六姓の移民たちが住み、末裔たちは琉球の貿易と外交を支えた。

琉球大交易時代の始まりであった。タイのアユタヤ―王朝、ベトナムのチャンパ王国、などとも交易を盛んにした。この時代、大和の国の商船も交易を積極的にアユタヤやチャンパと行ったが、港に入るヤマトの船が70から80隻だとすると、琉球船は100隻を上回る勢力であった。

彼らはシナ(中国)の福建地方と直接の交易もし、(なぜなら久米三十六世は福建省からの移民や末裔だからである)、貿易により、栄耀栄華を極める財宝や富を得た。

琉球人のことをこの時代ポルトガル人はレキオ人と呼んでいる。ポルトガル人の語るレキオ人は、正直で、奴隷を買うことなく、仲間が囚われれば、たとえ敵が多くとも死を覚悟して仲間を守り、同僚を売るようなことはしない。

しかしながら、交易の代金を相手が支払わなければたちまちのうちに武装船に早変わりし、勇敢に戦闘行為を行った点は、九州の倭寇海賊とも、シナの軍船とも、いい勝負であった。


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山小屋在住・愛犬シロ  本当の仕事はドラゴンパレス執事、バトラーである。

Marcy Goldfield

Author:Marcy Goldfield
自営、投資業

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